7月の自動車生産台数、前年同月比4.7%増の約15万台
(タイ)
バンコク発
2023年08月31日
タイ工業連盟(FTI)は8月24日、7月の自動車生産台数が前年同月比4.7%増の14万9,709台だったと発表した(添付資料表参照)。部門別では、乗用車が12.0%増の5万568台、ピックアップトラックなどの商用車が1.4%増の9万9,141台だった。自動車生産台数全体の57.8%を占める輸出向けは9.5%増の8万6,552台だった。国内販売向けは1.2%減の6万3,157台となった。
2023年1~7月の累計自動車生産台数は前年同期比0.7%増の107万1,221台だった。部門別では、乗用車が5.2%増の37万1,629台、ピックアップトラックなどの商用車が1.6%減の69万9,592台だった。輸出向けが11.7%増の61万7,207台、国内販売向けが11.3%減の45万4,014台だった。
7月の国内販売台数は前年同月比8.8%減の5万8,419台となった。FTIは、高い家計債務を背景としたトラック(ピックアップ)に対する自動車ローンの厳格化や、金利上昇、数カ月にわたる輸出低迷による労働者の残業代減少などによる購買力低下が影響したとみる。1~7月の累計国内販売台数は前年同期比5.5%減の46万4,550台だった。
7月の完成車の輸出台数は前年同月比30.1%増の10万8,052台だった。完成車の輸出額は30.1%増の約676億バーツ(約2,839億円、1バーツ=約4.2円)、完成車とエンジン、部品、スペアパーツを含む輸出額は21.3%増の約900億バーツだった。
1~7月累計では、完成車の輸出台数が前年同期比19.5%増の63万6,868台で、輸出額は24.5%増の約3,968億バーツとなった。完成車、エンジン、部品、スペアパーツを含む輸出額は11.1%増の約5,334億バーツだった。
(高谷浩一、チャナットパット・スクマ)
(タイ)
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