オムロン、チェンナイ近郊で血圧計の工場建設を開始
(インド、日本)
チェンナイ発
2023年08月04日
オムロンヘルスケア・マニュファクチャリング・インディア(以下、オムロン)は7月19日、インド南部タミル・ナドゥ(TN)州チェンナイ近郊のオリジンズ・チェンナイ工業団地で地鎮祭を開催し、工場建設に向けて動き出した。敷地面積は約2万4,000平方メートルで、2025年3月の操業開始を目指している。
この工場はオムロンにとってインド初の生産拠点となる。まずは国内市場向けの血圧計の組み立てから行う予定だ。同社ディレクターの岩中拓人氏は地鎮祭でのあいさつで「これまでインドへの製品輸出を通じて、インドの方々の健康づくりに貢献してきたが、これからはインドに製造拠点を建設することで、インドのモノづくりにも貢献したい」と述べ、雇用創出や技術移転を通じて、インド経済の発展に寄与する意向を表明した。また「これから始まる工事期間も含め、ここで働く全ての人がけがも事故もない毎日を送ることができる安全な職場を皆で一緒につくる」と述べた。
オムロンは、TN州のM.K.スターリン州首相が訪日していた5月30日、東京でTN州政府と12億8,000万ルピー(約21億7,600万円、1ルピー=約1.7円)の投資に関する覚書を締結していた(同社プレスリリース)。
(浜崎翔太)
(インド、日本)
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