武漢天河国際空港の発着枠拡大、国際線の復活も加速
(中国)
武漢発
2023年07月04日
武漢天河国際空港(以下、天河空港)の運営を行う湖北機場集団は6月26日、中国民用航空局が天河空港の発着枠の調整案を承認し、ピーク時の1時間当たりの発着枠が42機から55機に拡大されたと発表した。発着枠の拡大に伴い、天河空港では3本目の滑走路建設と空港第2ターミナルの改造プロジェクトが加速され、また駐機場が112スポットから144スポットに増設された。
湖北機場集団は、天河空港の発着枠拡大に伴い、夏の旅行シーズンに向けて航空便を増加させるとしている。中国国内便では、北京市や上海市、雲南省昆明市、四川省成都市および達州市、内モンゴル自治区フルンボイル市ハイラル区、新疆ウイグル自治区トルファン市、また国際便では、ドバイやシドニー、ロンドン、東京、プーケット、マレ、ハノイなどへの路線を新設・再開するとしている。
天河空港では国際線の再開が相次ぐ
新型コロナウイルスの感染拡大以降、天河空港を発着する多くの国際線は運休を余儀なくされていたが、2023年から路線の再開が相次いでいる。具体的には、6月29日から武漢市~ドバイを、7月1日から武漢市~成田国際空港(2023年6月9日記事参照)を結ぶ定期直行便が再開した。また、7月16日から武漢市~シドニーを、8月25日からは武漢市~ロンドンを結ぶ定期直行便も再開が予定されている。
(楢橋広基)
(中国)
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