ソウル市、バス・地下鉄料金を引き上げへ

ソウル特別市は7月12日、公共交通機関の料金調整案に対し、ソウル市物価対策委員会が承認したと発表した。これにより、2015年6月以来8年ぶりとなるソウル市管轄の路線バス・地下鉄料金の引き上げが確定した（距離当たりの加算料金の引き上げは見送り）。

路線バス料金は、カード（クレジットカード、T-MONEYなど）使用時で、バスの種類により300～700ウォン（約33～77円、1ウォン＝約0.11円）引き上げられる。地下鉄初乗り料金は、カード使用時で2023年に150ウォン引き上げられ、2024年にさらに150ウォンが追加的に引き上げられる。その結果、一般的な路線バスの「幹線バス」「支線バス」は1,200ウォンから1,500ウォンに、地下鉄初乗り料金は1,250ウォンから1,400ウォン（2023年料金引き上げ時）に引き上げられる。料金引き上げの施行日は、路線バスが8月12日、地下鉄が10月7日。

釜山広域市や仁川広域市なども公共交通機関の料金引き上げを予定しており、物価上昇が続く中、市民生活はさらに厳しくなる見込みだ。

（李海昌）