丸紅、インド南部カルナータカ州で工業団地の整備検討

(インド、日本)

ベンガルール発

2023年07月25日

丸紅は718日、インド南部カルナータカ州のM.B.パティル産業相と面談し、州都ベンガルール市内から約50キロの距離にあるコーラー地区ババナハリで約291ヘクタールに及ぶ次世代工業団地整備の構想について協議した。同州政府の算出によると、この投資によって20億ドルの経済規模と4万人の新規雇用創出が予想される。丸紅の担当者によると、同社は2022年度に経済産業省から受託して工業団地開発の概略調査を行った。2023年度も詳細調査を継続する予定。

丸紅はインドネシア、フィリピン、タイなどで工業団地整備・運営をしているほか、インドでは2016年から首都ニューデリー近郊でリライアンス工業団地の販売協力を行っている。同工業団地は両国政府が推進する「日本工業団地」に指定されている。

日系企業が運営するベンガルール市内の工業団地は現時点で、豊田通商が2007年にビダディ地区に設立した工業団地のみで、丸紅の次世代工業団地が実現すれば、2カ所目となる。

(大野真奈)

(インド、日本)

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