ラオスとマレーシア、物流協力で覚書

(ラオス、マレーシア)

ビエンチャン発

2023年07月06日

タイ国鉄のラオス区間の運行管理を行うラオス国営鉄道公社と、マレーシアとシンガポールでマレー鉄道の運行管理を行うマレーシア鉄道公社(KTMB)は6月27日、協力覚書を締結した。マレーシアからラオスへの旅客・貨物輸送での発券プラットフォーム構築や、ラオス側への技術移転などで協力するとした。これにより、今後1年でマレーシアからラオスへの貨物輸送が40%(120万トン)増加すると期待されるという。

また、ラオスの首都ビエンチャンでドライポートを運営するタナレーンドライポート(TDP、2020年7月13日記事参照)と、マレーシアの官民合弁で設立された物流会社ムティアラ・ペルリス(MPSB)も協力覚書を締結した(添付資料図参照)。TDPへのヒアリングによると、両社の持つノウハウの共有、システム統合やデータ交換、文書手続きプロセスの統一や簡素化を図り、2国間の道路・鉄道網のコネクティビティーを強化するという。また、MBSPを介してマレーシア最北端のペルリス州に官民出資で建設が進むペルリス内陸港(Perlis Inland Port)とタナレーンドライポート間の協力が期待されるという。

調印式はマレーシアのアンワル・イブラヒム首相のラオス公式訪問(6月26~27日)に合わせて実施された。27日には同国のテナガ・ナシショナル(TNB)とラオス電力公社(EDL)によるラオス国内の水力発電所の開発可能調査に関する覚書も締結された(2023年6月14日記事参照)。

(山田健一郎)

(ラオス、マレーシア)

ビジネス短信 38283dd364b2c442