GCC・中央アジア5カ国首脳会議が開催

(サウジアラビア、アラブ首長国連邦、湾岸協力会議(GCC)、ウズベキスタン)

リヤド発

2023年07月21日

サウジアラビアの西部の商業都市ジッダで7月19日、湾岸協力会議(GCC)・中央アジア5カ国(C5)サミットが開催外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますされた。GCC諸国から、サウジアラビアのサルマン・ビン・アブドゥルアジーズ国王に代わり議長を務めたムハンマド・ビン・サルマン皇太子、カタールのシェイク・タミーム・ビン・ハマド・アール・サーニ首長、クウェートのミシュアル・アル・アフマド・アル・シャービル・アル・サバーハ皇太子、アラブ首長国連邦(UAE)のムハンマド・ビン・ラーシド副大統領、オマーンのアスアド・ビン・ターリク副首相、バーレーンのナーシル・ビン・ハマド国家安全保障顧問が出席した。C5からはウズベキスタンのシャフカト・ミルジヨエフ大統領をはじめ、カザフスタンのカシムジョマルト・トカエフ大統領、キルギスのサディル・ジャパロフ大統領、タジキスタンのエモマリ・ラフモン大統領、トルクメニスタンのセルダル・ベルディムハメドフ大統領が出席した。

議長を務めたムハンマド皇太子は冒頭のあいさつ外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで、地域の安全保障と安定、エネルギー安全保障の達成、食料のサプライチェーン上の課題などの克服のために、両地域間が連帯する必要性があることを強調した。また、自らが立候補している2030年の国際博覧会の開催に関し、C5各国の支持を取り付けたことについて謝辞を述べた。

サミットでは、GCC諸国と中央アジアの政治的・戦略的関係強化の重要性とともに、さまざまな分野における新たな地平に向けた対話とパートナーシップの重要性が確認された。サミットで承認された「戦略的対話・協力のための共同行動計画」では、政治・安全保障対話、経済協力と投資機会、国民間のコミュニケーション強化、両国のビジネスセクター間の効果的なパートナーシップの確立が含まれた。

(秋山士郎)

(サウジアラビア、アラブ首長国連邦、湾岸協力会議(GCC)、ウズベキスタン)

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