ジンバブエ国際貿易展2023開催、ベラルーシなど国別パビリオンが多数出展
(ジンバブエ、ベラルーシ、日本)
ヨハネスブルク発
2023年06月05日
ジンバブエ第2の都市ブラワヨで4月25~29日、「第63回ジンバブエ国際貿易展2023(ZITF2023)」が開催された。ZITFは農業や鉱業などの主要産業から、教育、観光までさまざまな分野が集う同国最大級の総合見本市。今回の出展者は550社を超え(前年514社)、EUが初めてブースを出展した。アフリカから10カ国、英国やドイツを含む欧州各国、ベラルーシ、アラブ首長国連邦(UAE)、中国など21カ国の国別パビリオンが設けられた。
ZITFはビジネス関係者だけでなく、一般来場者も多いことから、BtoC向け商品も展示される。在ジンバブエ日本大使館が設置した広報ブースでは、前年に続き、富士フイルムがインスタントカメラ「intax(チェキ)」のデモ撮影コーナーを設置した。なお、前年のZITF出展以降、チェキ取り扱い店舗は首都ハラレを中心に約15店舗まで拡大している。
会場には今回もエマーソン・ムナンガグワ大統領をはじめとするジンバブエ政府関係者が来場した。在ジンバブエ日本大使館によると、コンスタンティノ・チュウェンガ副大統領は招待国のベラルーシやEUのブースを訪問した。ベラルーシとジンバブエは近年、ビジネス関係強化に努めており、報道によると、ジンバブエ全国商工会議所とベラルーシ商工会議所は2017年にMOUを締結している(「ジンバブエ・クロニクル」2023年1月31日付)。2019年はジンバブエ政府がベラルーシ企業6社をZITFに招待し、2022年7月には首都ハラレにベラルーシ大使館が開館した。2023年1月30日には、ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領がジンバブエを訪問し、経済連携に関する2国間協議を実施している(「デイリー・マーベリック」1月31日)。
初出展したEUブース(在ジンバブエ日本大使館提供)
日本大使館ブース(富士フイルム提供)
(堀内千浪)
(ジンバブエ、ベラルーシ、日本)
ビジネス短信 deb875981c5cafcd