米グーグルがアフリカ発スタートアップ25社への支援を発表

(ナイジェリア、アフリカ)

ラゴス発

2023年06月29日

グーグルは6月20日、アフリカ向けグーグル・フォー・スタートアップ・ブラックファウンダーズ・ファンド(BFF)の第3期生として、25のスタートアップを選出した。アフリカ全域から選ばれた25社のうち、ナイジェリア発のスタートアップが10社を占め最大となった。次いでケニアから5社、南アフリカ共和国から3社だった(添付資料表参照)。フィンテック、ロジスティクス、ヘルスケア分野のスタートアップが多くを占め、72%は女性創業者が率いるスタートアップだ。

グーグルは黒人主導のスタートアップを支援するため、2020年にBFFを立ち上げた。BFFは、アフリカに本社を置いて活動する、黒人創業者または多様な創業者チームにより構成される、アーリーステージのスタートアップを支援する。2021年に、グーグルは同ファンドを通じて、アフリカのスタートアップ50社に合計300万ドルを支援した。2022年には、60社のスタートアップに合計400万ドルを提供している(2022年9月22日記事参照)。

グーグルによると、各社は最大15万ドルの資金と20万ドルのグーグルクラウドクレジットを受け取る。また、グーグル広告によるサポート、グーグルや業界の専門家によるメンタリングが提供される。

(馬場安里紗)

(ナイジェリア、アフリカ)

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