ジェトロ、カンヌ・フィルム・マーケット2023に出展

(フランス、日本)

デジタルマーケティング課

2023年06月08日

ジェトロは516日から24日まで開催された展示会「カンヌ・フィルム・マーケット2023外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」に参加した。同展示会はカンヌ国際映画祭外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます202351627日開催)に併設して開催されるBtoB展示会。ユニジャパンが運営するジャパンブースの横に、ジェトロ事業者向けのBtoBオンラインカタログサイト「Japan Street」の広報を目的としたブースを設置した。「Japan Street」は、海外バイヤーとの商談・取引機会の創出を目的に、日本の企業や商品情報(映像コンテンツなどの作品を含む)を掲載しており、ジェトロが招待したバイヤーのみが閲覧可能となっている。

カンヌ・フィルム・マーケットは映画業界の世界3大展示会の1つとされている。新型コロナウイルス感染症の拡大により、同マーケットは2020年はオンラインのみ、2021年はリアルとオンラインのハイブリッド型で開催された。2022年はハイブリッド型ではあるものの、リアル主体のマーケットが復活し、今回は過去最高の登録入場者数14,000人超(5月24日付主催者の発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)を記録した。新型コロナ感染拡大以前の2019年に記録した来場者数12,527人を超えるものとなり、リアルマーケットの盛り上がりの復活を物語った。

写真 カンヌ・フィルム・マーケット会場の入り口(ジェトロ撮影)

カンヌ・フィルム・マーケット会場の入り口(ジェトロ撮影)

ジェトロでは、今回の出展に向けてIMDbProCinandoなどのデータベースを活用し、日本作品に関心のあるバイヤーに向けて事前広報を実施。ジェトロのブースでは「Japan Street」に掲載されたコンテンツの中から約200点の映像作品のトレーラーを小型モニターに投影するともに、海外バイヤーに「Japan Street」の操作方法を紹介した。

写真 ジェトロのブース(ジェトロ撮影)

ジェトロのブース(ジェトロ撮影)

日本の出展者からは、新型コロナウイルス感染拡大の時期に比べて中国などアジアの来場者や一般客が増えた印象を受けたとの声が聞かれた。今回は期間中に「Spotlight Asia外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」という、アジアと欧州の映画製作でのコラボレーションを促すセミナーやネットワーキングイベントが開催され、より地域的な多様性に重点が置かれている様子が見受けられた。来場した「Japan Street」登録済みバイヤーからは、オンラインで出会った企業と実際に会ってコミュニケーションを取れたことで、関係性を深めることができたとの声が聞かれた。

写真 「Spotlight Asia」セミナーの様子(ジェトロ撮影)

「Spotlight Asia」セミナーの様子(ジェトロ撮影)

(柴田桃佳、井上尚貴)

(フランス、日本)

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