イラン、輸出額が前年比9.4%増、輸入額も12.4%増

(イラン、中国、イラク、トルコ、アラブ首長国連邦)

テヘラン発

2023年05月10日

イラン税関が発表した貿易統計によると、イラン暦1401年(2022年3月21日~2023年3月20日)の非石油部門(石油・ガス製品は含む)の輸出額はドル・ベースで前年比9.4%増の約532億ドル(約1京4,942兆リアル)、輸入額も12.5%増の約597億ドルとなり、輸出入ともに増加した。

貿易相手国上位5カ国をみると、輸出は前年に続き中国がトップで、前年比1.8%増の約146億ドルだった。中国以外の主要な輸出先は、14.8%増のイラク約102億ドルや22.5%増のトルコ約75億ドルなどの周辺国となっている。前年5位のアフガニスタンと6位のインドは、順位が入れ替わった。

なお、日本への輸出は8.8%減の約1,300万ドルで66位となり、前年の64位からランクダウンした。

輸入は、前年から引き続きアラブ首長国連邦(UAE)が前年比11.3%増の約184億ドルでトップとなった。中国も、23.5%増の約157億ドルで前年に続き2位となっている。インドは、80.0%増の約28億ドルとなり、前年の6位からロシアとドイツを抜いて4位になった。

日本からの輸入は、25.4%減の約7,700万ドルで、前年同様の34位だった。

(鈴木隆之、マティン・バリネジャド)

(イラン、中国、イラク、トルコ、アラブ首長国連邦)

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