ウズベキスタン、7月9日に前倒し大統領選挙を実施
(ウズベキスタン)
タシケント発
2023年05月10日
ウズベキスタンのシャフカト・ミルジヨエフ大統領は5月8日付大統領令に署名し、現任期が2026年に満了するところ、2023年7月9日に大統領選挙を前倒しして実施することを発表した。
ミルジヨエフ大統領はこの決定について、改正憲法や世界の緊張の高まりを受けて新たな政治的、社会経済的変革が緊急の課題であり、新しい国家体制下で国民の信任を大統領が新たに得ることが望ましいと説明している。
ウズベキスタンでは4月30日に憲法改正の是非を問う国民投票が実施され、賛成多数で承認された(2023年5月10日記事参照)。5月1日に施行された改正憲法の第128条を受けて5月6日には関連法令が改正され、大統領に対し、任期満了を待たずに大統領選挙を前倒しして実施する権限が付与された。法律によると、前倒し選挙は発表日から2カ月以内に実施する必要があるとされている。
前回の大統領選挙は、2021年10月24日に実施された(2021年10月26日記事参照)。今回、ミルジヨエフ氏が当選した場合は、最長で2期連続14年、2037年まで大統領を務める可能性がある。
(ウラジミル・スタノフォフ)
(ウズベキスタン)
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