スエズ運河で貨物船座礁も、通常航行を再開

(エジプト)

カイロ発

2023年05月26日

エジプトのスエズ運河の運航管理会社レス・エージェンシーズは、5月25日午前4時ごろ(現地時間)にスエズ運河で貨物船が座礁したと発表した。同社によれば、同日午前6時のスエズ運河通過を予定されていた船団などが足止めとなった。

スエズ運河庁は、座礁した船は香港船籍で、サウジアラビアからエジプトに向かう北向き航路でスエズ運河を通過中にエンジントラブルが発生したと発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。スエズ運河庁のオサマ・ラビエ長官は同日、座礁船は無事に引き揚げられ、スエズ運河は双方向で通常の航行を再開したと発表した。

レス・エージェンシーズによれば、2023年4月のスエズ運河の通航船籍数は2,282隻で、前年同月比18%増となり、公表されている2012年以降の最高を記録している。

(塩川裕子)

(エジプト)

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