政府が半導体未来技術ロードマップ発表
(韓国)
ソウル発
2023年05月11日
韓国科学技術情報通信部は5月9日、「半導体未来技術ロードマップ」を発表した。同ロードマップは2022年5月から産学官共同で策定したもので、韓国初の半導体技術関連の青写真だ。
同ロードマップは、(1)新素材メモリ、次世代素材開発(10技術)、(2)人工知能(AI)、第6世代(6G)、電力、車載半導体設計の源泉技術開発(24技術)、(3)超微細化と先端パッケージングのための工程の源泉技術開発(11技術)の3つの推進戦略で構成されている。韓国政府は同戦略を推進し、今後10年間に未来核心技術を確保し、同分野での技術優位を維持していくことを期待している。
ロードマップ発表と合わせ、政府や産業界、学界、研究界の各分野の代表機関が参加する「半導体未来技術官民協議体」が発足した。今後、同協議体は政府の半導体研究開発(R&D)政策・事業と関連し、民間のニーズや意見を反映する役割を果たす予定だ。産業界からは、韓国半導体産業協会、韓国ファブレス産業協会、サムスン電子、SKハイニックスが参加している。
(李海昌)
(韓国)
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