全米最大級の食品見本市NRAショー、ジャパンパビリオンに16社出展

(米国)

シカゴ発

2023年05月30日

全米レストラン協会(NRA)は52023日、シカゴ市内のマコーミックプレイス展示場で、米国最大級のレストラン・食品関連の見本市「ナショナル・レストラン・アソシエーション・ショー(NRAショー)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」を開催した。同見本市は、新型コロナ禍による2年の中止を経て、2022年に続く2年連続で行われた。

NRAショーには、レストラン業界に関わる米国内外の事業者2,100社以上が出展し、食品や飲料のほか、厨房(ちゅうぼう)器具、食器、衛生対策商品など計900種類以上の商品が並んだ。約55,000人が来場登録し、出展者数、来場者数ともに2022年を上回った(2022年6月1日記事参照)。特に来場者は、新型コロナ禍前の2019年も上回った(2019年6月4日記事参照)。

ジェトロは前回に引き続き、ジャパンパビリオンを設置した。日本産食品を取り扱う事業者16社が出展し、アルコール、水産品、調味料、スイーツ、プラントベース食品など多様な商品がそろった。出展者からは「業務用商材を求める多くのバイヤーと商談することができた」「大手小売店から中小規模のレストランまで、多様なバイヤーの話を聞くことができた」といった例年聞かれる声に加え、「取引経験のない中南米地域のバイヤーから引き合いがあった」といった声も聞かれた。

写真 試食するバイヤーでにぎわうジャパンパビリオン(ジェトロ撮影)

試食するバイヤーでにぎわうジャパンパビリオン(ジェトロ撮影)

ジェトロがジャパンパビリオンを設置した「グローバル・フード・エキスポ」の隣のエリア「ビバレッジルーム」には、日本産を含む飲料関係のブースが立ち並び、ワインやウイスキー、カクテルなどを買い求める多くのバイヤーが訪れていた。

写真 飲料を買い求めるバイヤーでにぎわうビバレッジルーム(ジェトロ撮影)

飲料を買い求めるバイヤーでにぎわうビバレッジルーム(ジェトロ撮影)

次回のNRAショーは2024年5月18~21日にシカゴで開催される予定だ。

(冨樫達也)

(米国)

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