サウジアラビアのイラン大使館が7年ぶりに開館

(サウジアラビア、イラン)

リヤド発

2023年04月14日

サウジアラビアとイランの外交関係が回復する中、4月12日付「アラブ・ニュース」などが、サウジアラビアのイラン大使館が7年ぶりに開館したと報じた。

2016年1月にサウジアラビアでシーア派の聖職者が処刑されたことを機に、イラン・テヘランのサウジアラビア大使館が襲撃され、両国間の関係が悪化。国交断絶にともない大使館は閉鎖されていた。

2023年3月10日に両国で合意された内容(2023年3月13日記事参照)および4月6日の北京における外相会談での合意(2023年4月13日記事参照)に基づき、大使館と領事館の再開に向けた調査が進められていた。

イラン外務省のナセル・キャンアーニー報道官は「イランの技術代表団はサウジアラビアの首都リヤドに到着した。イランの代表団は、リヤドのイラン大使館とジェッダのイラン総領事館を再開するために必要な措置を講じる」と述べた。

前述の「アラブ・ニュース」によると、イラン外務省がイランの技術代表団がサウジアラビアに到着したと発表したその数時間後に、イラン大使館が開館された。

(林憲忠)

(サウジアラビア、イラン)

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