2月のインドネシアへの入国者数は70万人超

(インドネシア)

ジャカルタ発

2023年04月13日

インドネシア中央統計庁(BPS)は4月3日、2月の入国訪問者数を発表した。70万1,931人で、前年同月比では約60万人の大幅増となった。

経路別の入国訪問者数は、空路48万8,080人、海路14万2,928人、陸路7万923人だった。空路ではバリ州のングラ・ライ国際空港での入国が31万7,109人と最も多く、ジャカルタに近接するスカルノ・ハッタ国際空港の入国が12万5,209人と続いた。

国籍別の入国者数は、マレーシアが12万7,020人、オーストラリアが8万4,770人、シンガポールが7万5,190人だった。日本からの入国者は1万5,790人で、上位国には及ばないものの、前年同月比で20倍以上に増加した(添付資料表参照)。BPSが2月に発表した2022年のインドネシアへの入国者は547万人で前年比2.5倍に回復した。2023年に入っても回復傾向が続いている。

一方で、入国者の増加に伴い、新たな問題も発生している。ングラ・ライ入国管理局は2023年1月1日から4月2日の期間で、40人が本国へ強制送還されたと発表した(4月2日、アンタラ通信)。同管理局のスギト局長は「40人のうち、26人が滞在許可期間を超えた滞在(オーバーステイ)が理由で国外追放、他の14人はインドネシアの法規則に対する違反を理由として国外追放された」とし、「今後も違反を犯す外国人の監視と訴追に取り組んでいく」としている。

(尾崎航)

(インドネシア)

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