アクワ・パワー、イラクで1,000MWの太陽光発電所を建設へ

(イラク、サウジアラビア、ヨルダン、フランス)

ドバイ発

2023年04月26日

4月17日付「アラブ・ニュース」によると、イラクのジヤード・アリー・ファーディル電力相は、サウジアラビアのエネルギー企業アクワ・パワーがナジャフ市に1,000メガワット(MW)の太陽光発電所を建設予定と発表した。この事業はイラク初のクリーンエネルギー事業で、同社とイラク政府との共同投資になる。

イラクは長らく電力不足に悩まされており、電力分野の投資呼び込みを進めている。4月12日付「ザウヤ」通信によると、ファーディル電力相とサウジアラビアのアブドゥルアズィーズ・ビン・サルマン エネルギー相が両国間の送電網の相互接続プロジェクトに合意した。さらに、23日付同通信によると、イラク電力省はヨルダンとの送電網相互接続の第1段階を150MWの容量で6月上旬までに開始予定だ。

アクワ・パワーは中東・北アフリカ地域で、再生可能エネルギープロジェクトの豊富な開発実績がある。同社はフランスのエネルギー企業トタルエナジーズのイラク・バスラ地域における1ギガワット(GW)の太陽光発電所建設へ参画する(2023年4月7日記事参照)。

(オマール・アル・シャメリ、太田尭久)

(イラク、サウジアラビア、ヨルダン、フランス)

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