プラスチック分野の展示会IPF開催、日本企業も出展
(バングラデシュ)
ダッカ発
2023年03月24日
バングラデシュ・ダッカ市内のインターナショナル・コンベンション・シティー・ボシュンドラ(ICCB)で2月22~25日の4日間、プラスチック、プリンティング、パッケージング分野の展示会「国際プラスチック展示会(IPF)」が開催された。本展示会は、南アジアにおける同分野で最大規模のもので、新型コロナ禍での休止を経て、2019年以来4年ぶりに開催された。主催者の発表によると、21カ国から574社が出展し、2万3,818人が来場した。その中でも、会場では中国からの出展企業の姿が目立った。
会場の様子、中国企業のブースの姿が目立つ(ジェトロ撮影)
今回の展示会には、日系企業も出展を行った。その中の1社で、フィルムの加工機械などの製造販売を行う萩原工業(本社:岡山県)は、他の日系企業3社と共同で「ジャパン・パビリオン」を組織し、初めて出展を行った。
同社で出展を担当した海外営業課の丹正人聖氏は「バングラデシュの軟包装市場の市場調査、ならびに当社の認知度の向上を目的に、今回初めて同展示会に出展した。想像していた以上の規模で、新型コロナ禍で3年延期となった背景もあるからか、ポテンシャル顧客である大手コンバーターからはほぼ全社、オーナーやマネージャークラスの方にご来訪いただいた。バングラデシュは、人口増加や生活水準の上昇により今後も拡大していく市場であり、共同出展した各社も想定外の好収穫があったとの感想で、来年の同展示会の出展も前向きに検討したい」と述べた。
次回のIPFは、2024年1月24日から27日までの会期で、今回と同じくICCBでの開催が予定されており、出展社の募集もすでに開始されている。
ジャパン・パビリオンの様子(ジェトロ撮影)
(薄木裕也)
(バングラデシュ)
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