2022年国勢調査の詳細な暫定結果を発表
(アルゼンチン)
ブエノスアイレス発
2023年02月10日
アルゼンチン国家統計センサス局(INDEC)は1月31日、2022年に実施した第11回国勢調査の暫定結果を発表した。調査は2022年3月16日から5月18日にかけて行われ、同年5月28日に暫定結果が速報されたが、今回はそれに続く2回目の発表。暫定結果としながらも、報告書は全82ページに及び、詳細なデータが収録されている。
今回の発表によると、アルゼンチンの人口は、速報値から約128万人少ない4,604万4,703人だった。前回国勢調査が実施された2010年と比べて14.8%増加した。総住宅数は1,780万5,711戸で、その内訳は、個人住宅が1,778万210戸、児童保護施設や高齢者施設などの集合住宅が2万5,501戸。個人住宅の居住者数を分母に算出した性別の人口比は、男性が48.22%、女性が51.76%、「いずれでもない」が0.02%だった。総人口に占める女性の割合が多いことについてINDECは、人口動態が高齢化し、少子化が進むと同時に寿命が延びている結果と分析している。
州別にみると、ブエノスアイレス市とブエノスアイレス州で全人口の44.9%を占めたが、前回調査比で1.3ポイント減少した(添付資料表参照)。前回調査比の増減をみると、ブエノスアイレス州とコルドバ州の2州が人口全体を大きく押し上げた。
(西澤裕介)
(アルゼンチン)
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