BYD、SUVモデルのEV「アット3」をインドで納車開始

(インド、中国)

チェンナイ発

2023年02月13日

中国の電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD)は、インド国内において2023年1月にスポーツ用多目的車(SUV)「アット3」の納車を開始し、同月中に340台以上を納車したと発表した(同社プレスリリース外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。価格(ショールーム価格)は、339万9,000ルピー(約543万8,400円、1ルピー=約1.6円)からとなっている。同社は、2022年10月に予約受け付けを開始(2022年10月11日記事参照)して以来、2,000件以上の予約があったとしている。BYDがインドに投入するEVの車種は、多目的車(MPV)「e6」に続き2つ目になる。

「アット3」の販売台数は、既に全世界で25万2,251台にのぼり、2023年1月だけで2万3,231台の販売実績がある。インドでは今後、3車種目となる高級セダン「シール」の投入が予定されている。

なお、同社のホームページによると、「アット3」の主な性能は以下のとおり。

  • バッテリー容量は、60.48キロワット時(kWh)
  • 50分間で0%から80%までの充電が可能
  • 7.3秒で時速100キロまで加速可能
  • 1回の充電で480キロ走行可能

(浜崎翔太)

(インド、中国)

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