中国EV大手BYD、インドEV市場に着実に参入
(インド、中国)
チェンナイ発
2022年10月11日
インドでの報道によると、中国の電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD)はこれまでに、インドで450台以上のEVを納車しているという(「タイムズ・ナウ」9月13日付)。世界のEV販売台数で米国大手テスラとトップを争うBYDは、先んじてインドに自社ブランドを投入し、着実に販売実績を重ねている。同社はタミル・ナドゥ(TN)州チェンナイ近郊のイルンガトゥコッタイ工場で、EVの組み立て作業を行っている。
これまでBYDはインドで多目的乗用車「e6」の1車種のみ販売しており、直近の8月の販売台数は44台となっている(2022年9月16日記事参照)。2021年11月の販売開始当初は商用向けに限定販売していたが、現在は個人向けも開始し、各主要都市で販売店舗数が増加している。10月11日に、新たにスポーツ用多目的車(SUV)「アット3」が発表され、同日に購入予約も開始された。
(浜崎翔太)
(インド、中国)
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