ジェトロ、米サンフランシスコの日本酒小売店を新潟と群馬に招聘

(米国、日本、新潟、群馬)

サンフランシスコ発

2023年02月07日

ジェトロは12427日、米国サンフランシスコの有力な日本酒小売店「トゥルー・サケ(True Sake外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」の購買担当者(バイヤー)を新潟と群馬に招聘(しょうへい)した。同社は新潟で7社、群馬で4社の日本酒メーカーと酒器メーカーを訪れ、商談を行った。

トゥルー・サケは、サンフランシスコに店舗を構える2003年創業の日本酒小売店で、500以上の銘柄を取り扱っている。生産地や日本酒の種類(純米、純米大吟醸など)も幅広く、ベイエリアの消費者が主な顧客となっている。また、同社が主体となり、毎年10月1日の「日本酒の日」に合わせて、一般消費者向けの日本酒試飲イベント「SAKE DAY」を開催している(2022年10月6日記事参照)。同社によると、新型コロナ禍によって日本酒のオンライン購入が大きく拡大したという。

写真 1月にリニューアルオープンしたトゥルー・サケの店内(ジェトロ撮影)

1月にリニューアルオープンしたトゥルー・サケの店内(ジェトロ撮影)

同社は今回、米国で販売されていない新しい日本酒を探すため、ジェトロの招聘プログラムに参加した。プログラムに参加した同社のアシスタントマネジャーのクリス・カブレラ氏は「新潟と群馬で日本酒の製造現場を視察や商品を試飲し、蔵元と直接話せたのはとても有意義だった。当社で取り扱いたいと思う商品もあった」などとコメントした。

写真 新潟訪問の様子(ジェトロ撮影)

新潟訪問の様子(ジェトロ撮影)

写真 群馬訪問の様子(ジェトロ撮影)

群馬訪問の様子(ジェトロ撮影)

ジェトロは、日本の事業者と海外のバイヤーに商談機会を提供することなどを目的として、このような招聘プログラムを実施してきた。新型コロナ禍によって近年はプログラム実施が難しい状況だったが、ジェトロは今回、新型コロナ禍の中で初めてバイヤーを日本に招聘することができた。

(石橋裕貴)

(米国、日本、新潟、群馬)

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