米カリフォルニア州、2022年乗用車販売台数の約19%がZEVに
(米国)
サンフランシスコ発
2023年01月30日
米国カリフォルニア州大気資源委員会(CEC)が更新した最新データによると、2022年の同州内乗用車販売台数のうち、ゼロエミッション車(ZEV)が18.8%を占めたことが分かった。
カリフォルニア州の2022年のZEV年間販売台数(中古車を含む)は34万5,818台だった。CECが2022年10月時点で見込んでいた年間販売台数の約36万台には届かなかったが(2022年11月4日記事参照)、2021年の年間販売台数(25万279台)から約3割増となった。燃料タイプ別では、バッテリー式電気自動車(BEV)が29万2,496台で全タイプの84.6%を占め、プラグインハイブリッド車(PHEV)は5万748台(14.7%)、燃料電池車(FCV)は2,574台(0.7%)となっている。
メーカー・モデル別にみると、テスラ人気は変わらず1~4位を独占し、全体の61%を占めた。1位は「モデル3」(9万4,683台/価格:4万3,990ドル~)、次いで「モデルY」(9万3,872台/5万3,490ドル~)、「モデルX」(1万3,319台/10万9,990ドル~)、「モデルS」(1万712台/9万4,990ドル~)だった。5位以降は、フォード「マスタング・マッハE」(9,860台/4万6,895ドル~)、シボレー「ボルトEUV」(8,709台/2万8,795ドル~)、現代「アイオニック5/4万1,450ドル~」(7,519台)、ジープ「ラングラー・アンリミテッド」(6,936台/3万1,195ドル~)、トヨタ「プリウス・プライム」(6,711台/2万8,770ドル~)、フォルクスワーゲン「ID.4」(5089台/3万8,995ドル~)となっている(価格は全て1月26日時点の各メーカー希望小売価格)。
なお、全米でみると、2022年の年間新車販売台数に占める電気自動車(EV)の割合は5.8%だった(「ウォールストリート・ジャーナル」紙電子版1月6日)。
(田中三保子)
(米国)
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