新型コロナ2価ワクチン接種対象を50歳以上に拡大、保健省はワクチンの有効性強調

(チリ)

サンティアゴ発

2023年01月23日

チリ保健省は1月12日、60歳以上、または医療従事者など一部の高リスク者を対象に実施してきた新型コロナウイルス2価ワクチンの接種について、16日から接種対象を拡大すると発表した。

今回の接種対象拡大によって、年齢制限は50歳以上に引き下げられた。併せて、重度の障害を持つ者、省庁・司法・立法など国家行政や地方自治体など従事者、託児所・保育園・初等教育・中等教育などの教育機関労働者、電気・水道・ガス・ごみ収集・葬儀場などで働くエッセンシャルワーカー、運送会社や公共交通機関の労働者、軍隊・消防士などが新たに対象となり、国内の接種対象人口は約832万5,856人に拡大した(注)。

チリは2022年10月から2価ワクチンの接種を開始し、保健省が発表した1月19日までのデータによると、対象人口の18.99%に当たる158万1,183人が既に接種を完了している。クリストバル・クアドラド保健事務次官は「イスラエルで実施された65歳以上を対象とした2価ワクチン接種の研究結果によると、同ワクチンの接種者は新型コロナウイルスに感染した場合の入院リスクを81%、死亡リスクを86%減少させることが明らかとなった」と説明し、ワクチンの有効性を強調した。

(注)政府が今回設定した接種対象人口には、(i)1月16日以降の範囲拡大後の接種対象者に該当、(ii)所定回数のワクチン接種(Esquema Primaria)を12月31日時点で完了という2つの要件を満たす者が含まれる。ただし、医療従事者については、インフルエンザの予防接種の完了者を対象としている。

(岡戸美澪)

(チリ)

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