コロンビア石油公社、南米企業で初めて水素協議会の運営メンバーに任命

(コロンビア、ベルギー)

ボゴタ発

2023年01月25日

ベルギーに事務局を置く水素協議会(Hydrogen Council)は118日、コロンビア石油公社(エコペトロール)が同協議会の運営メンバーに任命されたと発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。

水素協議会は20171月、スイスのダボスで開催された世界経済フォーラム(WEF)で発足した、水素を利用した新エネルギー移行に向けた共同のビジョンと長期的な目標を提唱するグローバルイニシアチブだ。運営メンバーにはトヨタ自動車や、資源メジャーのアングロ・アメリカン、フランスの自動車部品メーカーのフォルシア、石油大手のシェルが名を連ねる。協議会の会員数は運営会員と賛助会員を合わせて150社近くで、水素バリューチェーン全体を代表する多国籍企業が参画している。日本企業では、トヨタ自動車のほか、ホンダ、川崎重工、岩谷産業、三菱商事、伊藤忠商事、三井物産などが会員となっている。

エコペトロールは20226月、南米初の会員として協議会に参画した。同社のフェリペ・バヨン最高経営責任者(CEO)は運営メンバー任命を受け、理事会唯一の南米の企業として、地域を代表してエネルギー転換を促進することは非常に光栄だと語り、水素経済に向けて研究、プロジェクト、投資、技術の推進を前進させるために、協力が必要不可欠と呼びかけた。

(茗荷谷奏)

(コロンビア、ベルギー)

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