春節から3日目の1月24日、マカオへの入境者は延べ9万人超

(中国、マカオ、香港)

中国北アジア課

2023年01月31日

マカオ特別行政区政府観光局は1月25日、春節(旧正月、2023年は1月22日)から3日目の24日のマカオへの入境者数が延べ9万391人に達したと発表した。同日の入境者数は23日を上回り、新型コロナウイルス流行後の1日当たり最大となった。

マカオへの入境者のうち、中国本土からは延べ5万3,244人、香港からは延べ3万2,210人だった。旧暦の大みそかに当たる1月21日から24日までの4日間では、マカオへの入境者数は延べ24万4,664人、1日平均6万1,166人となり、2021年の春節連休と比較して約3.8倍と大幅に増加した。特に香港からの1日平均入境者数の伸びが大きく、約25.4倍となった。

中国では2022年末に新型コロナウイルス感染拡大防止のための防疫措置の大幅な緩和が発表されていたが(2022年12月28日記事2022年12月28日記事参照)、2023年1月5日には、香港やマカオへの観光について秩序あるかたちで回復させていくとの方針が示されていた(2023年1月10日記事参照)。同方針を受け、8日から香港やマカオと中国本土間の航空旅客便の乗客数の定員制限が解除されたほか(「新浪財経」1月9日)、武漢市、無錫市とマカオ間の直行便が1月から再開されるなど便数も徐々に増加した。一連の規制緩和がマカオへの入境者増加につながったとみられる。

(富永笑美子)

(中国、マカオ、香港)

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