フランス電力、コロンビアでユーカリ栽培によるバイオマス発電所建設へ

(コロンビア)

ボゴタ発

2023年01月26日

フランス電力コロンビア(EDF Colombia)と、コロンビアのコングロマリットのバロレムグループ傘下で森林管理および木材開発を行うレフォコスタ(Refocosta)は、ユーカリ栽培によるバイオマス発電プラントを建設する。プラントはコロンビア東部のカサナレ県に建設され、設備容量は25メガワット、年間発電量は200ギガワット時を超える。発電された電力は、全てコロンビア石油公社(エコペトロール)へ供給される。

エコペトロールによると、バイオマス発電由来の電力利用により、二酸化炭素(CO2)排出量を年間7万トン以上削減できる見通しで、同社が2023年の事業投資計画で明らかにした、今後3年間で40万トンのCO2排出量削減(2022年12月15日記事参照)という目標に寄与する。

プラント敷地内では、ユーカリの苗床づくりから整地、作物管理、電力生成までが一貫して行われることから、地元経済へのプラスの影響も期待される。EDFコロンビアのジャン=フランソワ・ルブラCEO(最高経営責任者)は「今回のプロジェクトは、EDFがコロンビアで初めて実施する投資だが、今後レフォコスタと共同で、コロンビアのエネルギー源の脱炭素化、エネルギー転換の加速、気候変動対策に貢献する追加プロジェクトを開発したい」と、さらなる投資へ意欲をみせている。プラントは、2023年第1四半期に着工し、2025年初頭の運転開始を目指す。

コロンビアでの電源構成は、水力が7割近くを占めており、次いで火力が3割、その他の発電量は1%程度となっている。2023年1月24日時点で鉱業エネルギー計画局(UPME)に登録されているバイオマス発電プロジェクトは29件、設備容量は計381.57メガワットだ。29件中25件は設備容量が20メガワット以下で、EDFコロンビアとレフォコスタのプロジェクトは、バイオマス発電としては比較的規模の大きいものといえる。なお、開発の進捗度をみると、19件がフェーズ1(予備的実現可能性調査)、7件はフェーズ2(実現可能性調査)、3件がフェーズ3(土木設計)となっている。

(茗荷谷奏)

(コロンビア)

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