インド南部2州、今後の投資サミット開催予定を発表

(インド)

チェンナイ発

2023年01月27日

インド南部のタミル・ナドゥ(TN)州のタンガム・テンナラス商工相は、投資誘致サミットのグローバル・インベスターズ・ミート(GIM)2024を2024年1月10~11日に開催すると発表した(「ザ・ヒンドゥー」紙1月25日)。TN州ではこれまで2015年と2019年の2回、GIMが開催されているが、いずれも全インド・アンナ・ドラビダ進歩連盟(AIADMK)政権下だった。現在のドラビダ進歩連盟(DMK)政権下でGIMが開催されるのは2024年が初となる予定だ。

GIM2024では、スタートアップや新興産業分野がよりクローズアップされる見込みだ。新型コロナ禍が収束方向の2022年に、同商工相は主に投資誘致を目的に、日本や韓国、台湾、ドイツ、米国などを訪問し、東京では9月29日にジェトロなどが「南インド(TN州)投資セミナー」を開催した。GIMの開催予定が2024年1月に設定されたことにより、TN州は2023年も同様の動きを継続するとみられる。

また、隣接するアンドラ・プラデシュ(AP)州政府は、2023年3月3~4日に、グローバル・インベスターズ・サミット(GIS)2023をビシャカパトナムで開催する予定と発表した。同サミットでは、企業間や政府・企業間、個別産業分野の各種会合に加え、要人や著名人による講演、ブース出展などが予定されている。既にGIS2023のウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますが公開されており、来場参加登録は可能となっているが、イベントの具体的な内容やスケジュールはまだ公開されていない(1月25日時点)。

(中山幸英)

(インド)

ビジネス短信 6403d18e4238b521