12月の産業景況感指数(TISI)、7カ月ぶりに前月から下落

(タイ)

バンコク発

2023年01月25日

タイ工業連盟(FTI)が1月17日に公表した12月の産業景況感指数(TISI、100超で好感)は92.6となり、前月の93.5を下回った。前月からの下落は7カ月ぶりだった。製造コストや貸出金利の上昇、稼働日数の減少(正月休暇)による生産活動の鈍化などが要因と分析している。

内需型企業は94.0(前月94.8)、外需型企業は87.3(同90.2)となり、いずれも前月から下落した。規模別では、小規模企業が75.6(同74.3)と上昇、中規模企業は97.8(同100.1)、大規模企業は101.6(同105.7)と下落した。

今後3カ月の見通し指数は99.9(同97.0)と、3カ月ぶりに上昇した。内需の拡大や政府の景気刺激策による国内経済の緩やかな回復、予想より早まった中国のゼロコロナ対策の解除によるタイ観光業への好影響などが要因と分析している。

また、世界経済、貸出金利、為替などの動向がビジネスに与える影響が高まったが、燃料価格や国内政治・経済の先行きに対する懸念は弱まっているとした。その上で、政府への提言として、競争力を維持するために、企業の製造コスト(特に電気料金、エネルギー価格)をサポートする措置の継続、為替の安定化、中国からの観光客の渡航再開を生かしたタイ観光業の回復を通じて経済を活性化することを掲げた。

(藤田豊)

(タイ)

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