12月12日以降は2022年版HSコードで輸出入申告を

(メキシコ)

メキシコ発

2022年12月07日

メキシコ国税庁(SAT)は12月5日、2022年の貿易に関する一般規則(RGCE 2022)の第4次改正を連邦官報で公布し、同改正令の第2条で、現行の貿易オペレーションで用いているシステムについて、2022年6月7日付官報で公布した新輸出入関税法に基づくオペレーションを行う準備が整ったとし、改正令の発効は12月12日になると規定した。

新輸出入関税法の付則第1条は、改正令の発効は官報公布から180日以内にSATが策定する新法体系に即した細則の官報公示から10営業日以内(付則第1条)と規定していた(2022年6月13日記事参照)。今回、SATが発効日を12月12日と定めたことにより、同日以降は新しいHS2022年版に基づくHSコードによる輸出入申告が必要となる。

HSコードの新旧対照表や非関税規制に関連する手続きはSNICEを参照

経済省は国家貿易情報統合システム(SNICE)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますに「LIGIE(輸出入関税法)」の特設サイトを設け、その中でHSコードの2022年版へのバージョンアップに伴う主要な変更点や、HS2017とHS2022の新旧対照表エクセルファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)、非関税規制関連手続きの導入スケジュール(2022年11月22日記事参照)、HSコードの9~10桁に相当する商品情報番号(NICO)などの情報を掲載している。

また、ここ数カ月間は各省庁の非関税規制対象品目を新HSコードに基づいて官報公示している。これらの新対象品目リストも、SNICEの「法規ライブラリー(Biblioteca Jurídica)」で検索することが可能だ。新関税率表の国内解釈基準については、2022年12月2日付官報外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますで公示している。

(中畑貴雄)

(メキシコ)

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