11月の自動車生産台数は3年8カ月ぶりに19万台超え
(タイ)
バンコク発
2022年12月26日
タイ工業連盟(FTI)は12月20日、2022年11月の自動車生産台数が前年同月比15.0%増の19万155台だったと発表した(添付資料表参照)。6カ月連続でプラスとなった。全体の43.5%を占める国内販売向けが10.1%増の8万2,810台となった。輸出向けは、19.1%増の10万7,345台だった。部門別では、乗用車が24.6%増の6万9,870台、ピックアップトラックなどの商用車が10.1%増の12万285台となった。
2022年1~11月累計では、前年同期比21.0%増の172万4,909台だった。輸出向けが8.3%増の95万1,551台、国内販売向けが18.5%増の77万3,358台となった。部門別では、乗用車が0.6%減の54万6,417台、ピックアップトラックなどの商用車が20.0%増の117万8,492台だった。
一方、2022年11月の国内販売台数は、前年同月比4.8%減の6万8,284台となった。経済回復や、900万人を超える海外からの旅行者や投資家の入国があったものの、多くの地域で大規模な洪水が発生し、前年同月を下回った。1~11月累計では、前年同期比14.7%増の76万6,589台となった。
2022年11月の輸出台数は、前年同月比11.0%減の8万7,979台だった。輸出向け自動車専用船のスペース不足により減少した。完成車の輸出額は2.9%減の約560億バーツ(約2,131億円、1バーツ=約3.8円)となった。完成車とエンジン、部品、スペアパーツを含む輸出額は2.6%減の約784億バーツだった。
1~11月累計では、完成車の輸出台数が前年同期比3.6%増の88万8,651台で、輸出額は10.6%増の約5,534億バーツとなった。完成車、エンジン、部品、スペアパーツを含む輸出額は8.3%増の約8,059億バーツだった。
(高谷浩一、ナパッサワン・ブンサンサーム)
(タイ)
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