米カリフォルニア版ミシュランガイド、日本食が高評価、ロサンゼルスのレストラン8軒が星獲得
(米国)
ロサンゼルス発
2022年12月13日
レストラン格付け誌の「ミシュランガイド」は12月5日、米国ロサンゼルス市内で2022年カリフォルニア版の授賞式を開催した。カリフォルニア州では、「3つ星」レストランが1軒、「1つ星」レストランが17軒、新たに誕生した。「1つ星」17軒のうち、2軒は持続可能な慣行(サステナブル)を示す緑の星、15軒は手頃な価格で良質な料理を提供している点を評価され、ビグルマン賞を獲得した。
ロサンゼルス地域では以下の8軒が新たに星付きのレストランとなった。
- Kato(アジア料理)
- 715 Sushi(日本料理)
- Camphor(フレンチ)
- Citrin(アメリカン)
- Gwen(ステーキハウス)
- Hatchet Hall(アメリカン)
- Manzke(コンテンポラリーフレンチ)
- 鮨 かね嘉(Sushi Kaneyoshi)(日本料理)
サンディエゴのレストランが3つ星を獲得
サンディエゴ地域では、高級レストラン「アディソン(Addison)」が3つ星を獲得した。ミシュランガイドの格付けが2019年にカリフォルニア州で再開されて以来、同州南部での3つ星獲得は初めて。これにより、米国の3つ星レストランは14軒となり、そのうち7軒(注)がカリフォルニアに所在することになった。ミシュラン審査員はコシヒカリにキャビアを使用したアディソンの1品をカリフォルニアらしいと絶賛しているほか、貝類を散りばめた茶碗蒸しなども高く評価している。カリフォルニア州のレストランやシェフの間では、日本食への認識が高い。ミシュランの星獲得を通じて、日本食や日本食材への期待の高さがうかがえる。
(注)カリフォルニア州の3つ星レストラン7軒:アディソン、アトリエ・クレン(Atelier Crenn)、ベヌ(Benu)、ザ・フレンチ・ランドリー(the French Laundry)、キンセ(Quince)、シングルスレッド(SingleThread)、マンレザ(Manresa)。
(サチエ・ヴァメーレン)
(米国)
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