イスタンブールで「第2回グローバル・eスポーツ・ゲームズ」開催
(トルコ、日本)
イスタンブール発
2022年12月27日
トルコのイスタンブールで12月15~17日、eスポーツの国際大会「グローバル・eスポーツ・ゲームズ(Global eSports Games)」が開催された。2021年に続いて2回目のとなる今回の大会では、4タイトル(注)の試合が行われ、現地報道によると、60カ国以上から300人以上の選手が参加、日本からは1人が参加した。
同大会は、シンガポールに拠点を置く世界eスポーツ連盟(Global eSports Federation)が主催し、ホストのイスタンブールからは同市が運営するスポーツ振興会社スポル・イスタンブール(Spor Istanbul)とトルコeスポーツ連盟(TESFED)が共催した。イスタンブール市はゲーム・eスポーツ分野のエコシステム育成に積極的で、2021年にはゲーム開発支援センターが設立されている(2021年12月17日記事参照)。
スポル・イスタンブールのジェネラルマネジャーのレナイ・オヌル氏は「多様性はイスタンブールとeスポーツの共通点。2回目とまだ新しいこの大会を成功裏に終えることで、eスポーツ産業の発展を確かなものにしていく」と述べた。
TESFEDはトルコの青年・スポーツ省により2018年に設立されたeスポーツ振興機関。プレジデントのアルペル・アフシン・オズデミル氏はジェトロに対し、「eスポーツ産業の成長は著しく、産業全体にとってベンチマークとなるこの大会をイスタンブールで開催する意義は大きい。トルコは平均年齢が若く、ゲーム人口も多い。また、モバイル分野ではゲーム開発も得意だ。エコシステムを形成する中で、ゲーム文化のルーツである日本を含むアジア企業との連携も可能性があると考えている」と語った。
12月15日には、「GEF CON」と称すカンファレンスが開催された。開会式に登壇した日本eスポーツ連合の岡村秀樹会長は「未来の共生社会の実現のため、福祉、教育、地方活性化などさまざまな分野でのeスポーツの活用を推進したい」とコメントした。
(注)「PlayerUnknown's Battlegrounds (PUBG)」「Street Fighter V: Champion Edition」「eFootball 2023」「Defense of the Ancients (DOTA) 2」の4タイトル。
(友田椋子)
(トルコ、日本)
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