英国で相次ぐストライキ、年末年始の移動には注意
(英国)
ロンドン発
2022年12月15日
英国政府は12月12日、英国への入国者に対して、ストライキに伴う入国管理への影響について発表した。12月23日から12月31日までの間、ロンドンのヒースロー空港(ターミナル1を除く)、ガトウィック空港のほか、バーミンガム空港、カーディフ空港、グラスゴー空港、マンチェスター空港、ニューヘイブン港で国境警備隊がストライキを実施する予定となっている。実際に実施された場合は軍人、公務員などが支援を行うとしている。政府は渡航予定者に対して、待ち時間の増加への理解を呼び掛けているほか、日本国籍者など対象者については電子ゲート(2019年5月23日記事参照)の利用を促している。
英国ではこれ以外にも、年末年始にかけて交通機関で複数のストライキが予定されている。
鉄道会社ナショナルレールは12月13日と14日、16日と17日、12月24日午後6時から12月27日午前6時まで、1月3日と4日、6日と7日にストライキが行われる予定としている(同社ウェブサイト参照)。ストライキ当日については、ナショナルレールが運行する一部地下鉄の特定区間についても、減便や運行停止が予定されている。
ロンドン市内のバスについても、一部の路線でストライキが予定されており、12月は9日、10日、16日、17日、24日、27日、31日、1月は4日、5日、10日、12日、16日、19日、25日、26日に行われる予定(詳細はロンドン市交通局(TfL)ウェブサイト参照)。ヒースロー空港も、12月13日から12月18日にかけて空港と市内を結ぶ鉄道(ヒースローエクスプレス、エリザベスライン)につき減便予定と発表している。
いずれも、12月14日までは予定通りストライキが実施されている。
なお、日本行きのために12月11日早朝にヒースロー空港を利用したジェトロ職員によると、セキュリティゲートでの混雑はなくスムーズに通過できたとのこと。一方、クリスマス時期のフライトについては、ヒースロー空港から、チェックインについて長距離フライトは3時間、短距離フライトは2時間を確保することが推奨されている。
(山田恭之)
(英国)
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