USBタイプCを国家標準に指定、適用ガイドライン公表

(韓国)

ソウル発

2022年12月02日

韓国産業通商資源部の国家技術標準院は11月30日、小型電子製品の電源・データ接続に使用する端子「USBタイプC」を国家標準に制定したと発表した(2022年10月25日記事参照)。今回制定した国家標準は国際電気標準会議(IEC)の基準に基づき、(1)USBタイプCのケーブルとコネクター形状の規格、(2)USB電力電装方法の規格、(3)外部電力供給の相互運用と通信方法の規格の3種類。

標準番号と概要は下記のとおり。

1.標準番号:KS C IEC 62680-1-2〔データ転送および電力用汎用(はんよう)シリアルバスインターフェース(USB電力転送規格)〕

概要:電源供給規格で最大100ワット(W)のUSB電力供給管理の必須要素とUSB電力伝送通信方式の要求事項を規定。

2.標準番号:KS C IEC 62680-1-3(データおよび電力用汎用シリアルバスインターフェース(USBタイプCのケーブルとコネクター規格))

概要:ケーブルとコネクターの規格で、USB2.0、USB3.2、USB4(TM)バージョンのUSBタイプCのレセプタクル、プラグ、ケーブルに関する形状、寸法、接続にかかる要求事項などを規定。

3.標準番号:KS C IEC 63002(コンピューティングや家電製品・機器と使用する外部電力供給の相互運用規格、通信方法)

概要:外部電力供給〔例:220ボルト(V)のコンセントなど〕で家電製品などに使用する外部電力供給に対する要求事項などを規定。

また、同部は企業のUSBタイプC端子の円滑な普及のため、適用ガイドラインを発刊した。製品設計の際の要求事項なども含まれ、このプレスリリースの添付外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますに全文を掲載している(韓国語のみ)。

(当間正明)

(韓国)

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