アンドラ・プラデシュ州、製鉄、水力発電分野で大型投資承認

(インド)

チェンナイ発

2022年12月23日

インド南部アンドラ・プラデシュ(AP)州政府は12月12日、AP州投資促進委員会(SIPB)で製鉄と水力発電にかかわる投資を承認した。投資額は合計で2,400億ルピー(約3,840億円、1ルピー=約1.6円)弱に上る。

各投資の概要は以下のとおり(企業名:投資内容、投資規模、設備能力、雇用規模)。

  • JSWスチール:製鉄所、880億ルピー、年間生産300万トン、直接・間接雇用を含め数千人規模
  • アダニ・グリーン・エナジー:水力発電所(2カ所)、633億ルピー、1,000メガワット(MW)と600MW、直接雇用4,000人以上
  • シルディ・サイ・エレクトリカルズ:水力発電所(2カ所)、885億5,000万ルピー、1,200MWと900MW、直接雇用2,100人
上記以外にも、太陽光発電に必要な機械部品の製造工場建設に関する投資なども発表されている。また、これに先立ち9月にも複数の発電所関連の投資が発表されるなど(2022年9月20日記事参照)、同州においては最近、発電関係の投資が活発な印象だ。
  

(浜崎翔太)

(インド)

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