野党BNPが12月10日にダッカで大規模集会を計画
(バングラデシュ)
ダッカ発
2022年12月06日
バングラデシュの最大野党である民族主義者党(以下、BNP)は、12月10日にダッカ市内において大規模集会を予定している。大規模集会の当日は、集会会場周辺の交通渋滞や道路封鎖、各政党支持者と治安当局との間などによる衝突が発生する可能性があるため、集会会場や各政党事務所などの周辺には近づかない、などの安全対策が必要となる。
2023年末または2024年初に予定されている総選挙に向けて、BNPは2022年10月12日から全国主要都市(チョットグラム、マイメンシン、クルナ、ロングプール、ボリシャル、フォリドプール、シレット、クミッラ、ラジシャヒ)において抗議運動を展開し、最後に12月10日、ダッカ市内で大規模集会を計画しているもの。大規模集会の主要な背景としては、BNPが次期総選挙について選挙管理内閣下での実施を要請し、また物価やエネルギー価格の上昇に対するシェイク・ハシナ首相率いる与党、アワミ党(AL)の政策を批判することなどがある。
これを受け、在バングラデシュ日本大使館は、12月10日には、不要不急の外出を控え、外出が必要となった際も群衆などには近づかず、安全確保に努めるように注意喚起している。
(安藤裕二)
(バングラデシュ)
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