ミュンヘンで建設機械・建設用車両関連技術の見本市「bauma」開催

(ドイツ)

ミュンヘン発

2022年11月07日

建設鉱業機械や建設資材製造機械、建設車両の関連専門見本市「バウマ(bauma外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」が102430日、ドイツ南部バイエルン州ミュンヘンで開催された。この見本市は1954年から3年ごとの開催で、今回で33回目を迎えた。

主催したメッセ・ミュンヘンの10月30日の発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますによると、60カ国・地域から約3,200社が出展し、うち日本からの出展は16社だった(在欧日系企業を含まず)。前回2019年の開催時は63カ国・地域から3,684社が出展しており、今回は1割ほど減少した。また、200を超える国・地域から495,000人以上が来場してにぎわったが、前回開催時(200以上の国・地域から約627,000人)と比較すると、来場者数は2割減少した。同見本市では、建設機械などのデジタル化や自動化、脱炭素化に焦点が当てられ、人手不足や環境問題などの課題に対するソリューションとして、さまざまな技術が展示された。

写真 屋内の展示ホールの様子(ジェトロ撮影)

屋内の展示ホールの様子(ジェトロ撮影)

特設エリア「Innovation Hall bauma LAB0」では、50社近いスタートアップ企業を集めたエリアや、建設現場の自動化を体験できる仮想現実(VR)技術を活用した展示など、建設関連の最先端技術が集結していた。見本市には展示ホールの倍以上の広さの屋外スペースがあり、数多くの大型の建設機械や車両が展示された(展示ホールは20万平方メートル、屋外スペースは41万平方メートル)。建設車両のデモンストレーションや、来場者が実際に機械を操作することができる展示などがあり、連日大盛況だった。

写真 多数の建設車両が展示されている屋外スペース(ジェトロ撮影)

多数の建設車両が展示されている屋外スペース(ジェトロ撮影)

次回の「bauma」は20254713日にミュンヘンで開催の予定。

(宮林和夢)

(ドイツ)

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