オランダ、ナミビアとのグリーン水素分野での協力関係を具体化へ

(オランダ、ナミビア、EU)

アムステルダム発

2022年11月11日

オランダ現地メディア「NIS NEWS BULLETIN」は11月10日、オランダ政府がナミビアでのグリーン水素の製造に4,000万ユーロを投資すると、エジプトで開催されている国連気候変動枠組み条約第27回締約国会議(COP27)で発表したと報じた(注)。

この資金は補助金として、オランダ財務省が51%を出資するインベスト・インターナショナルが、ナミビアでグリーン水素と経済の発展を実現するための基金として設立した「SDG Namibia One Fund」を通じて拠出される。インベスト・インターナショナルの担当者は11月9日にCOP27で、「他の投資家の参加も募り、10億ユーロの基金とすることを目標とする」と述べた。

オランダ政府は2021年11月に英国スコットランド・グラスゴーで開催されたCOP26で、同分野でナミビアと協力する意思表明書(LOI)に署名外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますしていた。なお、オランダ政府はこの7日にもオマーンとグリーン水素事業に関する基本合意書(MOU)を締結しており(2022年11月9日記事参照)、他国とも同様のMOUの締結を検討している。

ナミビアは太陽光発電や風力発電など、気候面で優位性を持つ再生可能エネルギーを利用することが可能で、アフリカにおけるグリーン水素の製造や輸出ハブとしての地位確立を目指している。欧州各国も、再生可能エネルギーにより製造されたグリーン水素の輸入を目指している。

(注)ナミビア政府は11月8日、オランダからの資金に加え、グリーン水素および再生可能エネルギーを対象としたプロジェクトに欧州投資銀行(EIB)から5億ユーロの融資を確保したと発表した。

(望月竜之介)

(オランダ、ナミビア、EU)

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