オランダ、オマーンと水素分野の協力に関する基本合意書(MOU)署名

(オランダ、オマーン)

アムステルダム発

2022年11月09日

オランダのマルク・ルッテ首相は117日、エジプトで開催されている国連気候変動枠組み条約第27回締約国会議(COP27)で、オマーンとの間で水素分野の協力に関する基本合意書(MOU)に署名したと発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。

MOUは権利や義務を規定するものではないものの、両国でのグリーン水素に関する投資と輸出入施設の設置に加えて、専門家の交換プログラムや研究機関の交流促進に向けて協力することで合意した。

MOUは、太陽光発電や風力発電などオマーンが気候面で優位性を持つ方法で発電した電気で製造されたグリーン水素を将来的にオランダに輸入することを前提としている。グリーン水素は、オマーンのソハール港からオランダのロッテルダム港へ移送することを想定している。

オランダのロブ・イェッテン気候・エネルギー相は「将来的には、オランダはオマーンからのグリーン水素の輸入を行い、欧州で増加する水素需要を満たすことができる」と述べた。

(望月竜之介)

(オランダ、オマーン)

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