2025年大阪・関西万博への公式参加契約書に署名

(サウジアラビア、日本)

リヤド発

2022年11月01日

大阪市で10月25日~26日、2025年大阪・関西万博「インターナショナル・プランニング・ミーティング(国際企画会議)」が開催され、初日の「サイニングセレモニー(公式参加契約調印式)」で、サウジアラビアを含む9カ国が公式参加契約の締結を行った。

2020年ドバイ国際博覧会(ドバイ万博、会期:2021年10月1日~2022年3月31日)で、サウジアラビアは「エキシビター」誌の選考により、超大型部門のベスト・パビリオン賞や、ベスト・エクステリアデザインとベスト・ディスプレーの名誉賞を受賞した。また、米国グリーンビルディング評議会(USGBC)によって、建築・都市の環境性能評価システム(LEED)の最高評価であるプラチナ証明書も取得した。その他、最大のインタラクティブ・ライトフロア、長さ32メートルを誇る最長のインタラクティブ・ウォーターカーテン、面積1,302.5平方メートルの最大のインタラクティブ・デジタルスクリーンミラーの3つでギネス世界記録が認定された。

大阪・関西万博でも、ドバイ万博でのサウジアラビアの経験を生かしたパビリオンの建設と、同国の文化・伝統、芸術、社会イノベーションなどを紹介する内容のパビリオンの設置を検討している〔2022年10月26日付サウジアラビア国営通信(SPA)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます〕。

サウジアラビアは、1958年にベルギーで開催されたブリュッセル万博に初めて参加して以降、万博や専門博覧会に積極的に参加している。2021年10月に「変化の時代:地球を先見性のある明日に導く」のテーマを掲げ、国家改革「ビジョン2030」の最終年に開催予定の2030年国際博覧会の開催地に立候補している。

2030年国際博覧会の開催地は、2023年12月に予定されている博覧会国際事務局(BIE)総会で選出される見込みだ。サウジアラビアが招致に成功した場合、国際博覧会は2030年10月1日から2031年4月1日まで、リヤドでの開催を予定している。

(林憲忠)

(サウジアラビア、日本)

ビジネス短信 9d04fafc284c10e7