遼寧国際投資貿易商談会にジャパンパビリオン設置、日本食品を紹介

(中国)

大連発

2022年11月28日

ジェトロは、中国・遼寧省瀋陽市で111820日に開催された「遼寧国際投資貿易商談会」にジャパンパビリオンを設置し、日本の中小企業の販路開拓を支援した。

2020年、2021年に続いて3回目の開催となる当商談会は、遼寧省政府、商務部、中国国際貿易促進委員会(CCPIT)が共催する国家級展示会だ。今回は新型コロナウイルス感染症対策のため、入場する際に「場所コード」の提示が求められ、7日以内に中国国内の中・高リスク地域にいた来場者は入場禁止とするなど、厳格な対策がとられた。

ジャパンパビリオンでは、食品分野で中国に進出する日系企業8社が出展した。出展企業は来場した日本料理店や代理店、スーパーマーケットなどに酒類、調味料、加工食品の試食機会を提供し、商談を行った。ジャパンパビリオンの出展者からは、「このような展示会への出展に非常に興味があった。自社ブランドの認知度の向上や代理店の開拓につながり、貴重なチャンスだと思う」「中国のアルコール市場における日本酒類の占有率はまだ低いが、瀋陽の酒類専門店による日本酒の購買量が増えてきている」「今回の出展で新商品を試食してもらい、顧客の声を直接聞くことができた」といった声が寄せられた。バイヤーからは、「日本の本場の味を消費者に提供するため、新鮮な食材と調味料を探している。本商談会でこうして商品を確認し、商談できるのはありがたい」といった声が聞かれた。

このほか、ジャパンパビリオンにはジェトロが運営する越境EC(電子商取引)のプラットフォーム「JAPAN MALL」で取り扱いをしている商品も展示した。来場者はその場でQRコードを読み取ることで「JAPAN MALL」のウェブサイトにアクセスができるため、多くの人が立ち寄り、にぎわった。

写真 ジャパンパビリオンの様子(ジェトロ撮影)

ジャパンパビリオンの様子(ジェトロ撮影)

写真 「JAPAN MALL」ブースの様子(ジェトロ撮影)

「JAPAN MALL」ブースの様子(ジェトロ撮影)

(呉暁東)

(中国)

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