9月の失業率は3.5%、4カ月連続で48年ぶりの低水準

(オーストラリア)

シドニー発

2022年10月31日

オーストラリア統計局(ABS)は10月20日、9月の雇用統計を発表し、失業率(季節調整済み)が3.5%だったと明らかにした。前月から横ばいであるものの、失業率は2022年初頭から低水準が続いており、6月以降は4カ月連続で1974年8月以来の最低水準が続いている(2022年8月30日記事2022年10月5日記事参照)。

就業者数は前月比で900人増加し(0.0%増)、1,359万800人となった。フルタイム労働者が1万3,300人増加した一方、パートタイム労働者が1万2,400人減少した。月間総労働時間は、前月比60万時間減少(0.0%減)の18億5,300万時間となり、不完全雇用率は前月(改定値)から横ばいの6.0%となった。また、労働力の未活用率は前月(改定値)から0.1ポイント増加の9.6%となり、横ばいだった。

失業率を州別にみると、クイーンズランド州(前月比0.5ポイント改善の3.7%)、首都特別地域(0.4ポイント改善の3.1%)、南オーストラリア州(0.3ポイント改善の4.3%)、西オーストラリア州(0.3ポイント改善の3.4%)で改善した。一方で、北部準州(0.5ポイント悪化の4.0%)、タスマニア州(0.4ポイント悪化の4.3%)、ビクトリア州(0.2ポイント悪化の3.5%)、ニューサウスウェールズ州(0.1ポイント悪化の3.3%)では悪化した。

アルバニージー首相は10月20日、パースの民放ラジオ放送局シックス・ピー・アールのインタビューで「失業率が先月と変わらなかったのは良いニュースだ。現在の失業率は歴史的にみても低い値だ。来週発表する政府予算で、さらなるインフレ圧力をかけることなく、生活コストの上昇に対する支援を確実に行う。バランスを取ることは難しい。(昨今)過去数十年間経験したことがないほど最も急激かつ、一貫した金融引き締め政策が世界中の中央銀行により行われた。財政政策、予算政策はこのような状況に沿って実施することが重要だ」と述べ、現在の失業率の低さや近日中に発表を予定していた2022/2023年度政府予算案(注)の方針について言及した。

(注)10月25日にアルバニージー政権が発足して初めての2022/2023年度政府予算案が発表された。

(青島春枝)

(オーストラリア)

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