IITH、母校同窓会がつなぐインド人ネットワーク

(インド)

ベンガルール発

2022年10月13日

インド工科大学ハイデラバード校(Indian Institute of Technology, HyderabadIITH)の同窓会会合が109日、インド経営大学院バンガロール校(Indian Institute of Management Bangalore)で行われた。

IITHの同窓会会合は国内の各都市で行われており、今回はベンガルール市内に100人近い卒業生たちが集結した。同校のB.S.ムルティ学長も出席し、卒業生らに卒業後のネットワーク構築の重要性を熱心に説いた。

IITH同窓会ネットワークのメンバーは10月時点で5,800人に上るが、同校の卒業生は国内のみならず、米国を中心に世界各地の企業で活躍している。事務局によると、日本にもIITH同窓生が150人程度いるようで、2023年には日本での同窓会開催も視野に入れているようだ。

インド工科大学(IIT)は現在、大掛かりなキャンパス拡充を行っており、12月に開催される同窓生向けのキャンパスツアーにも参加するよう要請した。大学卒業後もこうしたイベントを通じて母校との接点を保ち、卒業生たちとの情報交換を絶やさないことで、インド人同士の強固なネットワークが形成されているといえる。今回の同窓会会合には、ベンガルールに進出したメルカリの日本オフィスで働くインド人技術者も参加し、卒業生たちと熱心に話をする姿もあった。

なお、ジェトロは日系企業の就職説明会「ジャパンデイ(JAPAN DAY)」を2018年からIITHとの共催で実施しており、9月にも5回目となる同会をIITH構内で行った(2022年10月12日記事参照)。

写真 IITH同窓会会合の様子、右はムルティ学長(ジェトロ撮影)

IITH同窓会会合の様子、右はムルティ学長(ジェトロ撮影)

(水谷俊博)

(インド)

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