中国航空各社が成田行きなどの国際旅客便を再開

(中国)

上海発

2022年10月20日

中国の東方航空、南方航空、海南航空などの航空各社は1030日から、冬春ダイヤ(一般的に10月の最終日曜日~翌年3月の最終日曜日の直前の土曜日の搭乗分)の運航開始に際し、国際旅客便の再開や増便を発表した。

東方航空は、1020日以降に順次、杭州~成田便、昆明~成田便、南京~ソウル仁川便、青島~ソウル仁川便、南京~成田便、上海~バンコク~青島便、青島~ドバイ便、青島~成田便、煙台~ソウル仁川便などを含む複数の国際旅客便を再開する。また、1030日以降、東方航空の国際旅客便を毎週42路線108便まで増加する予定だという(「界面新聞」1017日)。

南方航空は、10月から大連~東京成田便、広州~ジャカルタ便を再開するとともに、広州~ドバイ、広州~マニラ、広州~バンコクなどの国際旅客便も増便する予定だ。

海南航空は、105日から大連~成田便、108日から大連~ソウル仁川便を再開しており、冬春ダイヤ開始後もこれらを含む10路線の往復国際旅客便を運航する。

中国では6月下旬以降、入境者の隔離期間の短縮(2022年6月29日記事参照)や、国際旅客便で新型コロナウイルス感染者が確認された場合の運航停止基準の調整(2022年8月16日記事参照)など、国外との往来に関する規制が緩和されてきた。国際便の再開や増便は、航空産業の回復を後押しするとみられる。

(宋青青)

(中国)

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