ナイジェリアLNG、洪水の影響でLNGプラントの操業を停止

(ナイジェリア)

ラゴス発

2022年10月19日

ナイジェリア石油会社(NNPC)やシェルなどが出資する、ナイジェリアLNG(NLNG)は10月17日、リバース州ボニー島にある年産2,200万トンのLNGプラントを停止すると発表した。ここ最近、ナイジェリア南東部地域で深刻な被害をもたらしている洪水の影響で、ガスの供給に支障が生じたことによる操業停止だとしている。

天然ガスは、ナイジェリアにとって原油と並ぶ主要な輸出産品で、財務省貿易統計によると日本は約580億円(2021年)を輸入している。また、同社は、国内に流通する調理用ガスの80%を供給しているとされ、操業停止の長期化による影響が懸念される。

なお、国家緊急事態管理機構(NEMA)によると、今回の洪水によって603人が死亡し、250万人が影響を受けたという。被害は、南部デルタ、リバース、バイェルサの各州、ニジェール川流域に位置する東部アナンブラ州、中部コギ州、ナサラワ州、北東部ゴンベ、バウチの各州に及んでいる。被害地域には多くの穀倉地帯が含まれており、食糧価格の高騰も懸念されている。ナイジェリア産業・鉱業・農業商工会議所協会(NACCIMA)の発表によると、ナサラワ州内の農場に2,000万ドル規模の損害が発生している。

(谷波拓真)

(ナイジェリア)

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