ザクセン州でロボティクス・フェスティバル開催

(ドイツ、日本)

ベルリン発

2022年10月03日

ドイツ東部ザクセン州ライプチヒで9月13~15日、ロボティクス・フェスティバル外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますが開催され、日独の産業ロボット大手が出展した。また会期中、ドイツ貿易・投資振興機関(GTAI)、ザクセン州経済振興公社、在日ドイツ商工会議所が組成する日本企業のミッションがライプチヒを訪れ、地元のロボット分野のスタートアップや研究機関とのネットワーク構築が盛んに行われた。

ザクセン州は元々、自動車、半導体、マイクロエレクトロニクス関連を中心に産業競争力を有し(2017年9月15日付地域・分析レポート参照)、近年はロボティクスの大学発スピンオフ企業やスタートアップ、地場企業が多く存在する。

ロボティクス・フェスティバルには、スタートアップでは産業用ロボットのシステムを手掛けるワンデルボッツ(Wandelbots外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)、スマート装置の組み立てを行うゼノン(XENON外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)、地場企業では半導体やハイテク分野の自動化の技術を持つファブマティクス(Fabmatics外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)、各種監視ロボットを手掛けるセキュリティ・ロボティクス(Security Robotics外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)、ロボット技術の研究機関ではフラウンホーファー工作機械・成形技術研究所(IWU)やドレスデン工科大学のCentre for Tactile Internet with Human-in-the-Loop (CeTI)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますなどの、ザクセン州の企業や機関が、国際的なオープンイノベーションに向け一堂に会した。

日本からのミッション団は、ロボティクス・フェスティバルに出展したCeTIのブースを訪れた。CeTIは、指の動作の伸縮を計測することができるセンサーを備えたデータグローブのイノベーション「Hello Robot外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」を披露したほか、ブースでは日本企業とCeTIが支援するスタートアップ間で、研究プロジェクトやソフトウエアとハードウエアの企業の協業可能性について意見交換が行われた。

写真 「Hello Robot」を視察する日本企業ミッション(ジェトロ撮影)

「Hello Robot」を視察する日本企業ミッション(ジェトロ撮影)

Wandelbotsのポートフォリオ・テックソリューションズ担当バイスプレジデントのパトリック・グローザ博士は「以前は日本に滞在したこともあり、新型コロナ危機でしばらく訪れることができなかったが、また日本を訪れ、ロボット分野の日本企業との連携を進めていくことを楽しみにしている」と述べた。ロボットのCEマーク認証会社M&Pのイエンス・ミュラー社長は、「これからは、日独企業がお互いに歯車としてかみ合っていくことが必要」と日独協業の必要性を指摘した。

会場で開催された日本に特化したネットワーキングイベントでは、ザクセン州に立地するテーデー・ドイチェ・クリマコンプレッサー(TDDK)のシニアマネージャーのウリヒ・ヘンチュ氏が登壇し、ザクセン州での投資や、現地のドイツ企業との協業について語った。

なお、本イベントは、2021年末にGTAIと立ち上げた「日独イノベーションイニシアチブ160」のフォローアップイベントの1つとしての位置付け。ジェトロも協力・参加し、ベルリン事務所の和爾俊樹所長は、日本企業に対して、ドイツとのイノベーションの重要性を説明した。

(小菅宏幸、マリナ・リースラント)

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