ガーナがマールブルグ病の終息宣言

(ガーナ、アフリカ)

アクラ発

2022年09月29日

ガーナ保健省傘下のガーナ保健サービス(GHS)のパトリック・クマアボアジ事務局長が9月16日にマールブルグ病の終息を宣言した。同国では7月4日に国内初のマールブルグ病感染者が報告されていた。

GHSによると、国内で計3人の感染者が確認され、2人は死亡したが、残る1人は8月3日と6日に実施した検査で陰性が確認された。最後の感染者の陰性結果から42日経過しても新規感染者が確認されなかったため、世界保健機関(WHO)のガイドラインに従い、今回の終息宣言に至った。なお、WHOによると、ガーナ国内で198人の濃厚接触者が確認され、合計42日間の経過観察の対象となった。

一連の病理検査やPCR検査では、日本政府によって設立された野口記念医学研究所が実施した。

(柴田北斗)

(ガーナ、アフリカ)

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