2022年サービス貿易交易会が閉幕、広東省が初めて主賓省として出展

(中国)

広州発

2022年09月12日

北京市で831日から開催されていた2022年中国国際サービス貿易交易会(CIFTIS)が95日に閉幕した。展示面積は約152,000平方メートル、延べ25万人が来場した。出展はハイブリッド形式で行われ、オフライン出展で約2,400社、オンライン出展で約7,800社だった。この交易会は、上海市で開催される中国国際輸入博覧会(CIIE)、広州市での中国輸出入商品交易会(広州交易会)と並ぶ、中国の対外開放に関する国家級の3大展示会と位置付けられる。

広東省は同交易会に初めて主賓省として出展。「広東省のサービスをグローバルに共有」をテーマとし、デジタル貿易や文化貿易産業分野など約300社が最新技術や最新成果などを展示した。

なお、広東省の2021年のサービス貿易総額は前年比18.5%増の9,800億元(約205,800億円、1元=約21円)と中国全体の18%を占め、省・自治区・直轄市別では上海市に次ぐ2位だった。

広東省政府は20221月に発表した「広東省サービス貿易の高品質な発展の推進に向けた行動計画(20212025年)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」で、2025年までに同省全体のサービス貿易総額45,000億元を目指し、その間の新興サービス貿易・デジタル貿易額の年平均成長率を15%以上とすることなどを目標に設定している。

202212月には広東省珠海市で広東省・香港・マカオグレーターベイエリアサービス貿易大会が開催される予定(「珠海特区報」92日)。

(梁梓園)

(中国)

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